はいせつよもやま話~進化する日本の福祉用具と介護ケア

福祉用具と介護ケアは昔と随分変わりました。例えば褥瘡(床ずれ)のケアの場合、私が母の介護をしていた頃はエアーマットから空気が出て乾かすなど、「褥瘡は乾かすもの」でした。今は乾かさず、綺麗に洗って、状態を見極めたうえで、ドレッシング材(湿り気のある状態に保つために患部に当てる。従来のガーゼは除く)を使ってケアをします。以前とは考え方が180度変わって、患部を乾かしてはいけないのです。傷の手当も今はオキシドールを使ってはいけないし、赤チンなども見かけなくなりましたね。 傷に対する考え方が変わったのです。
福祉用具もとても良くなっています。以前は輸入ものが多かったけれど、今は日本の福祉用具はかなり発達して世界の中でも先進的なものを作っているので、うまく使いこなせばとても良いケアが出来ます。「バスボード」というお風呂に入る時に浴槽に渡す板は、元々スウェーデンからの輸入品でした。最初はバスボードに腰をおろして入ったら便利だなと思っていたのですが、浴槽に入った時に上にボードがあると、背中に当たったりしてうまく姿勢が取りづらい。それでも当初は結構流行ったものなんです。ところがスウェーデンに行って気がついたのは、むこうは湯船に入らず、座位でシャワーを浴びる時に使うためのボードだったのです。日本と欧米、特に北欧などはお風呂の習慣が全然違うので、日本の生活に合わせないと、うまく使えないんだなと思いました。

「高齢生活研究所」所長 浜田きよ子さんの排泄や福祉用具にまつわる話を、毎月紹介していきます。前回はこちら。排泄に関する相談は排泄用具の情報館「むつき庵」まで。


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