こころ野便り~シンクレティズム

井上満郎著「お稲荷さんの正体」と言う本を読んでいる途中ですが、以前から興味を持っていたことに触れられており、ちょっと紹介したい。「シンクレティズム」は、日本の宗教環境を考える時に重要な概念。「異なる信仰または崇拝の混淆・折衷、または異なる教義・儀礼の添加をいう」(広辞苑)信仰や神々の「重層」とある。稲荷神社の起源は、渡来人の秦氏とされているが、それ以前から有った土着の信仰を排除したり否定したりすることなく、彼らと自分たちの信仰を重ね合わせ止揚して、より新しい信仰環境・文化的創造性を生み出した。宗教対立が大規模な戦争を招く世界にあって、日本的なこの文化の起源は何なのかと思っていた。根底に縄文からの自然信仰が有り、弥生・古墳時代と大陸での戦乱から逃れ日本に渡来してきた人々の「敗者の論理」との融合が神仏習合の様な日本的な思想へ止揚したように思う。「敗者の論理」とは、受容や調和・分配を大切にする事かな。※京滋有機農業研究会 会長の田中真弥さんが無減農薬野菜などの宅配サービスの会員向けに連載しているコラム「こころ野便り」を当サイトにも掲載させて頂いています。前回はこちら


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