早川一光先生が逝去されました

長年地域医療に携わり、「わらじ医者」と呼ばれた早川一光先生が6月2日午後3時54分、衣笠の自宅で逝去されました。94歳でした。戦後、間もなく京都・西陣で住民出資の診療所を創設、「暮らしの中に病がある」と積極的な診療活動に力を入れ、在宅医療のパイオニアとして半世紀に渡って医療活動に尽力。「民主的な医療は住民主体の運動があってこそ」と住民、患者の自主的な活動を後押しすると共に、心を通わせる医療の必要性を訴え続けました。平和への思いも強く、「敵味方なく生命あるものを大切に」「自分たちの命と暮らしは自分たちで守るという考え方が根付けば、民主主義は発展する」と語っています。
2014年に血液がんの多発性骨髄腫と診断されてからは、患者の立場から医療を見つめ続けました。最期まで自宅で過ごし、家族に見守られながら大往生されたと伺っています。葬儀、告別式は本人の遺志で行われません。「カナリア倶楽部」では今後も早川先生の思いを受け継いで、平和のための活動を続けていきたいと思います。